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お知らせ 介護のプロになる実践的な授業 (2/13)

  • 介護のプロになる実践的な授業 (2/13)

  • 介護のプロになる実践的な授業 (2/13)

  • 介護のプロになる実践的な授業 (2/13)

 福祉・介護・保育などに関心のある生徒が学んでいる「人間福祉コース」。それぞれの分野の座学も多く、専門的な知識を身につけたり福祉施設やこども園などで実習をしたりするなど経験も積んできました。
 そこで2年生が、介護に関する専門知識や支援技術を実際の場面を想定して演じる「介護技術発表会」と、車イス利用者の介助を模擬体験する「車イス体験学習」という2つの実習を行いました。
 「イチ、ニのサンで立ちますよ」「右の靴はご自分で履いてみてください。あっ、上手に履けましたね」「今からカラオケに行きますよ。楽しみですね」… 利用者役の生徒に声をかけながらリードしました。顔には緊張感があふれていましたが、介助を終えるとホッと笑顔になりました。
 翌日は、利用者役の生徒をバロー浄水店まで車イスで買い物に出かけました。歩道の段差に気をつけながら車イスを操縦するのはなかなか大変です。バローでは利用者役の注文に応えてプリンやゼリーを選んで購入し、帰校後には食事の介助練習も行いました。生徒の感想を紹介します。 
 重松さん「車イスに乗っていると、普段は感じない『自分の身を任せる』という怖さを知りました。声かけひとつで安心感が多くあることがわかりました」
 田中くん「実際に乗ってみると、普段より目線が低く周りの人たちを怖く感じました。これまでできたことができなくなったとき、介助者が手伝うことで安心してスムーズにできることがわかりました」
 体験することで「利用者さんにしかわからない思い」に気づくことができ、どのような介護が必要なのか臨機応変に対応できるようになります。生徒たちは一歩、介護のプロに近づいたようでした。