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お知らせ 耳が聞こえない方とのコミュニケーション… 人間福祉コース 6/6

  • 耳が聞こえない方とのコミュニケーション… 人間福祉コース 6/6

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  • 耳が聞こえない方とのコミュニケーション… 人間福祉コース 6/6

 人間福祉コースで学ぶ生徒たちは、人と関わりながら社会に貢献していきたいという志を持っています。障がいのある人々とのコミュニケーション方法についても、積極的に学んでいく必要があります。
 6月6日には2年生34人が、高熱で聴覚を失いながらも生き生きと暮らしている髙瀬さんを講師に迎え、手話の実践講座を体験しました。聴覚障がいのある方とのコミュニケーション手段としては、筆談やジェスチャーだけでなく、読唇(口の動きを読み取る)や空書(空中に字を書く)など多様な方法があることを知りましたが、リアルタイムに意思の疎通を図るには、やはり手話が優れているようです。
 そこで、手話を使って数字や漢字を表したりあいさつの仕方を学んだりしました。基本を学んだらさっそく応用です。手話を使って名前や年齢を伝え、さらに好きなスポーツについて語る練習をしてみました。簡単にはできませんが、表情や身振り手振りも工夫して一生懸命に伝えようとする生徒たちの姿勢は、とても素敵でした。

 加藤くんは、「表情が重要だと思いました。単に手話をするだけでなく、表情を豊かにして感情をのせて行いました」と感想を述べていました。
 ガライくんは、「手話は言葉に比べて優しさがあふれていて、相手と良いコミュニケーションが築くことができる素晴らしいものだと感じました」と、手話の魅力に気付いたようです。
 水口さんは、体験を通して大切なことを学びました。
 「手で会話ができることは、とても楽しくコミュニケーションがとれる良いものだと思いました。体験してみて、私は障がいのある方を差別せず、同じ人として寄り添いたいと思いました」
 健康に暮らしている人が、事故や病気などをきっかけとして突然に障がい者となることは珍しいことではありません。障害のある方とのコミュニケーション方法を身につけていることは、大切なことだと思います。