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お知らせ ふれあうことで本物になる… 現場で3日間の体験学習 3/24

  • ふれあうことで本物になる… 現場で3日間の体験学習 3/24

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 豊田大谷高校には「人間福祉コース」があり、介護・福祉、保育など人と触れ合いながら社会に貢献したいと考える生徒が多く通っています。ここ数年、コロナウイルス感染防止のために「人と触れ合う」ことが制限されてきましたが、福祉や保育などのサービスに係る需要が減少したわけではありません。

 3月に入り、人間福祉コース1・2年生全員が、高齢者デイサービスの6施設、障がい者施設の3施設、こども園・幼稚園など5施設の協力を得て、3日間の体験学習を実施しました。
 各施設に出かける前に校内での事前指導は十分に行いましたが、長引くコロナ禍の影響で校外施設での体験が初めてという生徒が多く、若干の不安を抱えながらのスタートとなりました。
 坂本さんは、高齢者施設での体験を通して大きな発見をしたようです。
 「体験学習を通して利用者さんとの心の距離が縮まり、自然に笑顔で楽しく過ごすことができました。辛くて大変だと思っていた介護のイメージが変わりました。職員の方がお互いに力を合わせて活動されていて、笑顔あふれる明るい雰囲気の職場でした」
 こども園へ出かけた田村さんは、保育士のきめ細かな配慮に驚いたそうです。
 「園児は小さいので、先生方は常に低い姿勢で接していて感心しました。先生の動きを観察しながら見習ってやってみると、子どもの安全を第一に考えていることに気づきました」

 仕事を通して得られる喜びや責任などは、現場で体験を積むからこそ理解できるものです。本校では20年以上前から、校外の施設で高齢者・障がい者、乳幼児などとふれあう体験学習を実施しており、それそれの仕事の喜びとやりがいを実感した生徒たちを育て、世の中に送り出しています。