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お知らせ 車イス利用者の立場になってわかること… 障がいを理解する実践教室 2/7

  • 車イス利用者の立場になってわかること…  障がいを理解する実践教室 2/7

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 本校の「人間福祉コース」では、福祉・介護・保育などの仕事に興味がある生徒が学んでいます。2月7日、豊田市社会福祉協議会とフェルナ浄水店の協力を得て、2年生28人の生徒が「車イスを利用してスーパーで買い物をする」体験をしました。

 歩道には思わぬ段差があって車イスが通りにくいこと。青信号が意外と早く点滅してしまうので急がなければ渡り切れないこと。スーパーの商品棚にある商品を車イスに乗ったまま取ることは難しいことなど…車イスを利用して発見できることが多くありました。

長屋さんは、車イス利用者として次のように感想を述べました。
 「車イスでお店に入るといつもと目線が違い、棚の商品も少し見えづらくて驚きました。商品を手に取る、セルフレジのボタンを押すなど、いつもできていることができなくなって不自由だと感じました」
篠田さんは、介助者として大切なことを学んだそうです。
 「車イスを押していると相手の表情が見えないので不安に感じました。しかし、会話をしていると声で感情が伝わってくるので、声かけの必要性も学びました。介助者として、利用者さんの行動サポートはもちろんのこと、心の安心感を与えることも大事な役割だと感じました」

 「人間福祉コース」卒業生の進路選択は、約30%が大学進学(短大含む)、30%が専門学校進学、40%が就職という傾向です。専門学校に進む生徒の半数は「福祉・看護・医療・保育」系、短期大学に進む生徒のほとんどは「保育・福祉」系を選択しています。また、就職する生徒の約3割は「福祉・医療」関連を選びます。
 学校で学ぶことが将来の仕事に直結しているのが、このコースの特徴です。今回の体験も20
年以上継続しているもので、本校が大切にしている教育活動です。