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お知らせ 生徒の工夫で社会に貢献する… “ 届けよう、服のチカラ ” プロジェクトに参加

  • 生徒の工夫で社会に貢献する… “ 届けよう、服のチカラ ” プロジェクトに参加

 先日、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)から本校に一枚の感謝状が届きました。そこには、次のように記されていました。
「皆様からお寄せいただいた温かいご支援は、故郷を追われ困難に直面して生きている人々が、未来への希望を持って生きていく大きな力となります」

 文理コース3年生が、政治経済の授業の一環として取り組んだ “届けよう、服のチカラ”プロジェクト(株式会社ファーストリテイリングの企画)に対する感謝状です。
 生徒たちは、授業の中で「多くの人が集う文化祭に回収ボックスを設置したらよいのではないか」「予告プリントをつくって事前に配布すると効果的」など、服を集める方法を考え、クラスで協力して実践し多くの衣服を集めました。文化祭後の10月に回収した衣服を送付したところ、このたびUNHCR事務局より感謝状が届いたわけです。
 これらの衣服は、UNHCR事務局から難民生活を強いられている世界中の人々に届けられます。危険な紛争地域から命からがら逃げてきた人たちにとっては、生活を支える貴重な衣服です。使われなくなった服が、新たな持ち主のもとまで旅をして、もう一度だれかの役に立つ。新たな持ち主もさることながら、きっと服たちも喜んでいることでしょう。

 社会貢献というとハードルが高いイメージもありますが、心がけひとつでできることは身近に存在しています。文理コースの生徒たちは、「衣服」だけではなく、「古本」「使い捨てコンタクトレンズの空ケース」「消費期限の短い食品」などの有効利用にも取り組みました。
 『命尊し』を校訓として掲げる豊田大谷高校として、これからも大切にしていきたい教育活動です。